オ-ストラリア火災

「空飛ぶ車」KELLY JAPAN
2020年1月16日
KELLY Japan
2020年1月18日

オ-ストラリア火災

オーストラリアで続く大規模な山火事ではこれまでに少なくとも24人が死亡し、草原や林など730万ヘクタール近くが焼失。野生生物にも深刻な被害が及んでいる。

14日(火)オーストラリア第二の都市メルボルンの空は一面、黄茶色に染まり、大気汚染レベルは世界で最悪となりました。現在もオーストラリア東部で発生している森林火災による煙は、国内のみならず、風に乗って何万キロ先へも飛ばされています。

この影響で、今月頭にはニュージーランドの氷河がオレンジ色に染まったほか、8日(水)には12,000キロも離れた南米アルゼンチンやチリ、さらにブラジルの空も黄色く霞みました。この時点で地球を半周していたわけですが、その後も浮遊し続け、13日(月)には世界を一周して、再びオーストラリアにたどり着いたようです。移動距離は20,000キロを超えます。

森林火災の影響は、人の生活だけではなく、動物たちにも甚大な被害をもたらしている。

シドニー大学の生態学者は、これまでに約4億8000万の哺乳類、鳥類、爬虫類が死んだと推定している。

現場になっている森林はコアラの生息地として知られており、ニューサウスウェールズ州では1万5000〜2万8000頭のコアラが生息しているとされる。

地元メディアの「News.com」は、「最大8000頭のコアラが4カ月以内に死んだと考えられる」と報じた。

「地域に生息するコアラのうち30%以上が死んだ可能性がある」といわれている。